- 大手の企業は、個人事業主と取引することをさけるって、どういうことですか。
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零細事業の場合には、インボイス制度に未対応であることがあります。
また、従業員でない個人事業主に対しても、原稿料やデザイン料などについては源泉徴収義務があるため、事務手間がかかることがあります。
会社(法人)に対しては、源泉徴収義務はないので、事務手間が少なくてすむため、会社と取引をしたいと考えることがあります。
- 会社を設立すると、源泉徴収事務が発生するって、どういうことですか。
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個人事業主でアルバイト等を雇っていない場合には、源泉徴収事務は発生しません。
会社の場合には、アルバイト等を雇っていなくても、源泉徴収事務は発生します。
このため、年末に所定の事務手間が生ずる事が予想されます。
- 申告する時期を選べるって、どういうことですか。
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会社の場合には、事業年度の設定をすることができます。
例えば、5月から4月の1年を事業年度とした場合には、ほとんどの中小零細企業は、その2ヶ月後の6月末日が申告期限となります。
閑散期に申告期限とすることによって、確定申告の手続のストレスを減らすことができます。
- 赤字でも法人税等がかかるって、どういうことですか。
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赤字の場合でも、年額で7万円以上の法人税等が生じます。
- 社長の社会保険料の金額の計算が変わるって、どういうことですか。
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代表取締役(社長)の方の社会保険料は、役員報酬の設定額に応じて発生することになります。
個人事業主は、ご自身の所得に応じて、国民健康保険料を支払われていた方が多いと思われますので、社会保険料の計算の仕方が変わります。
- 資本金がゼロでも開業できますか?
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資本金がゼロでも会社設立することは可能ですが。
しかしながら、預金口座を開設するなどといった場合に、ペーパーカンパニーではないかとの疑義が生じ、預金口座の開設を断れることがあります。
個人事業主で稼いだ資金の一部を、資本金をとすることが一般的だと思われます。
メインバンクなどがある場合には、メインバンクに相談のうえ、資本金を設定しましょう。
- バーチャルオフィスの開業でも大丈夫ですか?
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ペーパーカンパニーではないかとの疑義が生じないように気をつけましょう。
バーチャルオフィスで開業する場合には、都道府県が関与するバーチャルオフィスを借りたり、ある程度の資本金を設定するなど、ペーパーカンパニーと疑われないような外観を整えられるように気をつけましょう。
個人事業主の期間が長い場合には、事業の実態があるため問題にならないケースも多くあります。
- 会社設立すると節税できますか。
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インボイス制度の導入により、消費税等の節税効果の有無は、その方々によって異なる状況になっています。
会社(法人)の場合には、役員報酬・交際費等・退職金・欠損金(赤字)など、節税につながるモノもあります。
ただし、会社設立をする場合には、法人を維持するコストも発生します。
このため、本業の会社設立する場合には、節税だけを目的する方は少ないように思います。資産管理会社等は、節税を目的として会社設立する方がほとんどです。
- 従業員の確保のために、会社設立する方はいますか?
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個人と会社であれば、会社の方が安心できるといった方が多いと思います。
学生スタッフを集めたいなどといった場合に、会社設立する方も多くいます。